気になる症状

私がクリニックの外来をしている時に頭の中で何を考えているかを書いてみました。
初診で来た患者さんに最初に会った時は、まずは患者さんの顔を見て健康状態を瞬時に察知しようとします。
患者さんの訴えを聞いて早く治さなければと様々な検査と治療が頭に浮かんで来ます。
その一方でワクワクして来るのも事実です。
再診で来てくれると、私の治療で治ったか心配になります。そしてどんな状態になったか早く知りたいのです。
良くなればホッとします。何かあればどうしてか考えてしまいます。要は臆病なのです。
でも外来は毎日色々な方が来てくれるので実に楽しいものです。

健康なんでも相談では

婦人科系症状・疾患 内科系疾患 疲労感・倦怠感・肩こり・頭痛・不眠・冷え性・食欲不振・吐き気・動悸・便秘・下痢・めまい・耳鳴り むくみ・息苦しさ・口渇・しびれ感・イライラ感・うつ気分・情緒不安・記憶力低下・判断力低下・ 持病・他科疾患・その他(人間関係・社会不安など)

こんな症状の時に気楽に相談に来て下さい。遠慮せずになるべく多くの症状を話してくれた方が良いと思います。
できるだけ症状の説明や検査・治療の方向性などを説明します。
病気によっては連携病院に直接検査を予約して、専門医を紹介します。

おりもの(帯下)で来院・性病が心配・外陰部の痛みや違和感ある時は

こんな時、私はおりものの色がベージュ色より薄いか濃いかを聞きたいのです。
ベージュ色より薄い場合は膣炎か性病をまずは考えます。膣炎ならカンジダ膣炎・トリコモナス膣炎が代表的な疾患です。細菌による膣炎もあります。性病ではクラミジア頸管炎・淋病が最近は非常に多いです。

そのために、まずはおりものを顕微鏡で検査します。そしてカンジダやクラミジアや淋菌の検査を実施します。カンジダ膣炎外陰炎なら膣錠と外用薬で治療します。トリコモナス・クラミジア・淋菌なら10日から2週間ぐらい薬を内服してもらい、治療後は治ったかどうかを再度確認して、治療は終わります。

外陰部に痛みがある場合に最も考えられる病気は外陰部ヘルペスなので、内診台で外陰部にヘルペスの所見があるかないかを診ます。そしてヘルペスの所見がある場合は血液検査と細胞検査をします。治療は内服か外用薬となりますが、1週間ぐらいは相当な痛みが伴いますので鎮痛剤も併用します。その他カンジダ外陰炎や毛膿炎、尖型コンジローマの場合もあります。 ベージュより濃い色のおりものは不正出血の可能性がありますので不正出血の方に譲りたいと思います。

月経不順か不正出血か

患者さんが月経不順と思っていても、詳しく状態をお聞きすると、不正出血のことが多いです。月経は基礎体温表を付けていれば一目瞭然となります。基礎体温表で排卵があった後に高温期が10日から14日続いてその後に体温が下がっての出血がいわゆる月経です。それ以外の出血は大きな意味で不正出血です。不正出血を月経と間違えると、月経不順ということになってしまいます。月経周期は25日型から32日型ぐらいがほぼ正常です。したがって最終月経の量が重要で、いつもの月経量に比べ多いか通常か少ないかを必ず聞いています。

不正出血の中で排卵に伴う中間期出血は一応正常範囲と私は考えます。これは治療しなくて大丈夫です。その他の不正出血の原因ではホルモンバランスの異常、ストレスやダイエットによるもの、性交によるもの、流産や子宮頚管ポリープや子宮膣部ビランや子宮癌によるものなど色々あります。そのために採血してホルモン測定をしたり、子宮頚部細胞検査、子宮内膜細胞検査(子宮内膜組織検査)など様々な検査をします。流産が考えられる時は尿で妊娠反応を検査することもあります。不正出血の治療は止血剤やホルモン剤などを内服してもらいます。基礎体温をつけてもらう事もあります。その後出血の量が増えて来なければ、1週間後に来てもらいます。

月経不順なら先ずは女性の月経周期や排卵について本で説明します。そして採血で女性ホルモンや甲状腺ホルモンなどを検査して、婦人の基礎体温をつけてもらい排卵の有無を確認します。月経不順を治療する場合、子供が欲しいかどうかが治療上重要となります。他のクリニックでピルを処方されている場合がよくありますが、これは月経周期を整えるだけで、却って卵巣の機能を抑制していることになりますので、まずは漢方などで卵巣の機能を正常に戻すことが重要と私は考えます。

月経周期・不正出血・月経前症候群・月経困難症・月経過多症・月経過小症

月経周期・不正出血・月経前症候群・月経困難症・月経過多症・月経過小症

生理痛(月経困難症)で来院すると

生理痛は痛みの強さによって治療の方針を決めます。性交時に痛みがあるかないか、月経の血液の量が多いかも重要です。そして重要なことは子宮内膜症や子宮筋腫があるかないかです。そのためにまずは超音波エコーと内診をします。そして子宮内膜症については本で説明して超音波エコーの所見を説明します。その上で腫瘍マーカーも血液で検査します。

治療はホルモン療法・漢方療法・手術などとなります。この場合も子供が欲しいかどうかが治療上重要な点になります。ホルモン療法の場合はピルの内服やホルモンで閉経と同じような状態にして月経を半年間止めてしまう方法があります。漢方療法では鎮痛剤を併用したりします。手術を考えた場合は私だけの意見では決めずに、病院を紹介してセカンドオピニオンをしてもらいます。手術は腹腔鏡でする場合が多いです。

最近よくある月経前の体調不良・精神不安定・感情失禁(PMS)

月経前3日から10日間位の間に気分が沈んだり、やる気がなくなったり、イライラしている時は月経前症候群(PMS)のことがあります。婦人科ではホルモンの影響と考えて単にピルを処方している場合がありますが、私は受診者のベースに何らかのストレスがあると考えます。そのために心理テストしてもらいますと、ストレスの重症度がすぐに判りますので、それによって治療方針を決めます。

ピルについての不安感が多いみたいです。

低容量ピルが発売されて以来10年以上経ちしたが、未だに中等量時代のピルの不安感が一般にあるようです。そこで私は日本産科婦人科学会が出した副作用の発生頻度を表にして受診者に説明しています。それからピルの内服の方法や飲み忘れた時の方法を話しています。

ピルは避妊では99%以上の効果があります。また月経困難症や子宮内膜症さらにニキビや多毛の改善などの治療としても有効です。また旅行や試験などで次の月経をずらしたい時にも確実に効果的です。最近多いのは性交時に失敗して妊娠を避けたい時に内服するピルを希望する方も多いです。でも成功率は75%ぐらいですが、現在この方法しかありません。その場合は普段からピルを内服した方が避妊率が高いことを説明します。

ピルを内服する場合は

  • 子宮癌検査超音波検査
  • 血圧測定
  • クラミジア検査
  • 肝機能検査

を年1回実施してもらいます。(各検査は保険適用)

ピル代(1ヶ月分) ¥3,240+受診料
退避ピル ¥6,480
退避ピル ¥18,360
月経周期調整 ¥3,240

子宮癌

20才以上の女性と未成年者の女性でも性交渉の経験のある人は検査することを勧めます。最近1年間の間に子宮癌の検査をしていなければ、まずは検査します。

通常は子宮頚部のみの癌検査を実施します。子宮頚部の癌検査では子宮の入り口と少し奥の頚部まで検査します。当日は少量の出血がある場合があります。子宮体部(子宮内膜)の検査は検査時に痛みや出血を伴いますので、不正出血の量が多い時や月経血の量が多い場合などに行います。子宮頚部は子宮膣部・子宮頚部の2箇所から細胞採取します。子宮体部は子宮内膜から細胞採取します。1週間後に検査結果が出ますが、結果の大体の目安は下のように私は考えます。

クラスⅠ 正常範囲なので1年後の検査となります。
クラスⅡ 正常範囲ですが炎症が合併している場合はクラミジア頚管炎や膣炎がある場合があるので、検査します。治療後の再度検査します。
細胞の核が大きい場合は6ヵ月後の検査としています。
クラスⅢa 中間の異型性上皮のことが多いので3ヶ月後の検査となります。
癌になるウィルス(HPV)の検査を勧めます。その結果でまた方針が変わることがあります。組織検査を勧めることもあります。
クラスⅢb 高度異型性上皮が考えられますので、HPVと組織検査を勧めます。
クラスⅣ 子宮頚部癌を考えますので組織検査の上、手術になります。
クラスⅤ 子宮頚部癌を考えますので組織検査の上、手術になります。

乳がん検診

触診・超音波エコーを実施して異常所見のある場合は連携病院のマンモガラフィと超音波エコーを直接予約してから、専門医に紹介します。

更年期障害か

更年期は50才前後(45才~55才)に閉経を迎える時期です。この時期に原因となる疾患がなく様々な症状が出ることを更年期障害と言います。たとえば最も多い症状はほてり・のぼせ感・発汗・冷え・動悸・肩こり・頭痛などの不定愁訴です。

私は更年期障害の多くはストレスから来る疲弊脳による自律神経失調が原因と考えています。40才代で疲弊脳になっていない女性は更年期症状が出現しにくいようです。したがって更年期障害は予防可能と考えています。

更年期障害ではホルモン補充療法が一般的ですが、患者さんは乳がんや子宮体癌を心配する人が多いです。私はまずは患者さんとよく話をして、その上で漢方療法、抗精神剤などを内服してもらいます。実はプラセンタ注射がとても効果的です。年齢が40才から60才の女性なら保険適用できます。プラセンタ注射は1回500円ぐらいで治療できますので週2~3回注射すると効果的です。お勧めしたいのは40才からプラセンタを注射すると更年期障害も軽い症状で終わる可能性があります。

また最近は30代後半から40代にかけての月経不順や不定愁訴をプレ更年期障害などと言われていますが、私はプレ更年期障害はないと思っています。ストレスから疲弊脳になって出て来る症状と考えます。

プラセンタの安全性は

プラセンタは人の胎盤から抽出されているため、その安全性についてよく質問されるところですが、昭和30年代より多くの方に使用されて、重篤な副作用は報告されておらず、あるとすれば注射部位の発赤や硬結ぐらいです。

また、エイズや肝炎などのウイルス感染、細菌感染などに関しては、感染性のある胎盤は使用していないのは当然ですが、メルスモン製薬のメルスモン注射、(株)日本生物製剤のラエンネック注射が厚労省の指定する以上の加熱処理を行っているため、ウィルス、ホルモンなどは完全に除去されており安全です。

プラセンタ注射価格表

保険で使用できる病名は、更年期障害(40才~60才)・乳汁分泌不全・肝機能障害です。

  • 保健適用の場合 40才〜60才の方が対象となります。
1本(診察料含む) ¥500~¥600
  • 自費の場合 プラセンタ注射(筋肉注射)10回で1クール
1回注射 ¥1,510
5回セット(¥850お得) ¥6,700
10回セット(¥4,200お得) ¥10,800

※1回に4本まで注射可能です。

ニンニク注射価格表

  • ニンニク注射(随時)
1本+アリナミンF ¥3,240
  • ニンニク注射(1本)+ビタミン類(随時)
ニンニク注射+ビタミンC類 ¥4,320
  • プラセンタとニンニク注射のセット価格例
プラセンタIA+ニンニク注射 ¥4,120(¥630お得)
プラセンタIA+ニンニク注射+
ビタミン類
¥5,150(¥680お得)

内科

肥満・メタボリック症候群・生活習慣病はストレスから疲弊脳になった結果、出現して来た症状や疾患と捉えています。ところが今多くの食事指導や生活指導は単に体重のコントロールをしているだけであり肥満治療はしていないのです。メタボ対策も同じです。根本的な原因は脳の疲弊プログラムにあるですから、脳にアプローチしなければ根本的な治療にはなりません。

そこでクリニックの外来で諸検査をした上で、健康外来サロンの「体の健幸外来」では脳と体の健康について説明して、五感療法の一つの快食療法を指導します。快食療法は学会でも論文発表して97.4%の成功率でリバウンドがありません。その後はクリニックの外来で通院してもらいます。

心療内科

ストレス・自律神経失調症・更年期障害・うつ状態・摂食障害などもストレスから疲弊脳になった結果です。大脳新皮質の負担が多いために発症したものと捉えています。もちろん対症療法的に薬の使用も行いますが、根本は脳にアプローチしなければなりません。そのために健康外来サロンの「心の健幸外来」を受診してもらい、時間をかけて治療します。
サロンの五感療法に基づく様々なプログラムを併用し、脳を健幸脳になるように指導します。

女性健康ドック

女性の生涯(20才から高齢者まで)を通しての健康を基本に考えて各年齢層によって検査が設定しました。

  女性一般 更年期 ナイスエイジング ブライダル 簡易ドック① 簡易ドック②
年齢対象者 20才~40才 40才~60才 60才以上      
料金 ¥44,000 ¥33,000 ¥30,000 ¥46,000 ¥28,000 ¥32,000
問診
ストレステスト    
身長
体重・体脂肪
血圧
子宮頚部(膣部・頚部)
子宮体部(内膜)            
乳房
超音波エコー
血液検査  
女性ホルモン    
甲状腺ホルモン    
性病検査      
HPV      
腫瘍マーカー(婦人科)
腫瘍マーカー(内科)        
HBs抗原・抗体    
HCV    
HIV          
風疹          
梅毒          
リウマチ因子            
尿検査
毛髪ミネラル検査            
ページの上部へ